留学生の声 » 廖 怡 真

~ 留学生交流会レポート ~

平成23年4月の定例会

4月16日の定例会は、「浅草・浜離宮・汐留」(東京都台東区・港区)を見学しました。その時の感想を中華民国からの留学生・廖 怡真さんが紹介します。

廖 怡 真
(LIAO, I-JEN)

第25期在日留学生
早稲田大学大学院
商学研究科修士課程修了(中華民国)

定例会で、日本の伝統や美しさ、下町や都会の繁栄を満喫した。

東日本大震災発生後の一カ月を経て、4月の定例会は行われた。好天に恵まれ暖かさに浸って、私たちは浅草寺の雷門の前で待ち合わせた。

地震のために、地震前よりも寂しい浅草を見ましたが、奨学生たちと事務局の方と元気に会えて、良かった。

浅草寺は外国人にとって、定番の観光場所だが、今回の財団の見学のおかげで、初めて浅草神社と漁師兄弟の物語を知った。

機会があれば、また来年でも三社祭りを見学しに来たいと思う。

その後、水上バスに乗って、両岸の風景を見ながら、川風に吹かれて気持ちが良かった。私たちは下町の風情から離れて、都会的な汐留に向かった。

遊覧船は目的地に着いた。桟橋からすぐに公園の中へ。そこは、汐留のビル群に囲まれた浜離宮恩賜庭園だった。江戸時代に将軍家の別邸とされ一般の人の目には触れなかった。浜離宮は日本の国指定文化財である。今では、一般の人も気軽に見学できる。

高層ビルの建物群のど真ん中にある緑の日本式庭園をのんびり散歩したり、きれいに咲いた遅い桜に感動したり、素敵な時間を過ごした。

今回の定例会で、下町や都会の繁栄を目にし、日本の伝統や美しさを満喫した。

だからこそ、震災という悲しい事態に復興しようとする日本人の姿に、もっと共感した。心から、日本の立ち上がるのを祈る。

機関誌「ふれあい」 №74号 夏季号 (2011.7.25発行)