8月6日の定例会は、「近況報告とISOについて」ラウンジ飯倉(東京都港区)で討論会をしました。
その時の感想を中華民国からの留学生・ 楊 亭 亭さんが紹介します。
楊 亭 亭
(YANG, TING TING)
第26期在日留学生
早稲田大学
国際教養学部教養学科卒(中華民国)
自然と現代文明のバランスをどうとるか、
我々の最大の課題になるだろう。
東日本大地震による原発事故によって、この5カ月間はよく「節電」という言葉を耳にする。
しかし、環境のために資源を節約するのは、新しいことではない。今回の懇談会では、前からあったエコに関する資料を通して、家庭から排出したCO_2を減らす方法を教えていただいた。
その中には節電に限らず、節水やガスの節約・ゴミの減量などの方法もあっ た。しかも全部簡単なことで、誰でもできる。例えば、濡れた髪をよく拭いてからドライヤーを使うなどである。資源の節約というのは実はもともとこうだった と思う。難しいことではなく、身の回りからできることがたくさんある。
夏に入って本格的な節電が始まり、ちょっと不便な思いをしたが、快適な現代生活は電気によって支えられているのだと改めて痛感した。
しかし、今回の原発事故によって、これまで一番廉価で効率が高いと思われる原子力発電も、安全ではないと分かった。これからのエネルギー政策はどうするか、自然と現代文明のバランスをどうとるか、我々の最大の課題になるだろう。
機関誌「ふれあい」 No.75号 秋季号(2011.10.25発行)