留学生の声 » 蔡 涵 宇

~留学生体験記~
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『日本は絶対この大災難を乗り越えることができると信じています。 日本が復興することを心から祈ってます。』

蔡  涵 宇
(TSAI, HAN - YU)

第26期在日留学生
 東海大学
文学部広報メディア学科卒(中華民国)

私は、2007年に日本へ留学することができました。留学する前に、すでに日本の京都と九州は行きました。その時、日本は道にゴミがないことや、水、空気 の良さなど、第一印象でとても良いと思いました。日本で二カ月間ぐらい生活していたら、顔のニキビが良くなりました。その原因の一つはきっと水、空気が台 湾より良いのだろうと思っていました。

私が感じた台湾と日本の違いを、三つに分けたいと思います。一つ目は食文化です。台湾の朝食はほとんど、外の店で食べます、店で直接注文すると、すぐ作っ てくれます。これは台湾の朝食文化です。一方、日本はだいたい家で朝食を食べています。もしくはコンビニでサンドイッチやおにぎりを買って食べます。その 現場(店)で手作りはあまりないです。日本の場合、夕食は居酒屋で済ます場合があります。お酒も売っていて、ストレスが解消できる重要なところです。台湾 もお酒を飲むけれど、雰囲気はちょっと違います。

二つ目は日本はサービスが良いことです。一番印象残るのは店に入ると、店員さんが笑顔で接して、優しくしてくれることです。心が暖かく感じます。台湾は店 によって違います。良いサービスするところや良くないところもあります。日本と同じサービスのつもりでいると台湾では、すぐ腹が立つことになってしまうこ とがあります。

三つ目は台湾では、部屋を借りるのではなく、不動産に投資するところです。日本と台湾の新築は、同じように値段が高いのですが、中古の物件は大きいな差が あることに気が付きます。日本の不動産は中古であっても、毎月賃貸することによってお金を稼ぎます。台湾の不動産は直接買い、住んで退室するときに、ほか の人に転売することによって、お金が儲けることが可能です。

以上三つの点が日本と台湾の違うところとだと思います。また、去年の3月11日に東日本に地震と津波が起きました。私はその時東京にいて、本当に怖かった のです。被災地の人たちは、地震の大きな揺れを感じて、私より怖い思いをしたと思います。津波と原発の被害もすごく悲しいことです。私は、毎日テレビの報 道を見て、安全を祈っていました。

でも、その大震災が起きたからこそ、日本人の良いマナーを見られました。例えば、現場で物を配っているとき、みんな順番に並んでいました。

もしこの大震災が台湾で起きたら、絶対大混乱になっていると台湾のテレビが報道していました。日本は現在でも原発や被災地の復興することなど、いろいろな 問題がまだまだ解決していないけれども、日本は絶対この大災難を乗り越えることができると信じています。日本が復興することを心から祈ってます。

機関誌「ふれあい」 №77号 春季号 (2012.4.25発行)